学生アルバイトが源泉徴収税還付のための確定申告をしたよ。
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先日、母が確定申告をやっていたので、私もバイトの一か月の給料から天引きされている源泉徴収税を返してもらうため確定申告書をした。
しかし学生アルバイトの確定申告書の書き方が、自分で検索したところ分かりやすく載っていなかったので、今回は年間103万円以下で働く学生アルバイトを対象にした確定申告書の書き方を記事にしようと思う。
画像加工したら画質が非常に悪くなってしまったがご容赦ください。
用意するものは以下の4つ。
- ペン
- 印鑑(できればシャチハタ以外がいいかも)
- 銀行口座の通帳
- のり、はさみ
まず、バイト先からもらうこの源泉徴収票を用意する。
画像はこちらから拝借しました。
[申告書を作成してみよう] アルバイト代の確定申告をしてみよう | 税の学習コーナー|国税庁
次に、確定申告書を用意する。
確定申告書はわざわざ役所に取りにいかなくても国税庁のホームページからダウンロード&印刷できる。
確定申告書AとBがあるが、アルバイトの確定申告であれば確定申告書Aでいいらしい。
まずは確定申告書の第一表の上段の空欄を国税庁HPにある記入例を参考にしながら記入する。
赤いペンで囲ってある左の「収入金額等」の欄、「給与ア」に源泉徴収票の支払金額を記入。
そこに書いた数字を「所得金額」の欄の一番下「合計(①+②+③+④)⑤」に転記する。
そして、紫ペンで囲った右側の「税金の計算」欄の35番「復興特別所得税額」に0と記入。
年間103万円以下の収入なので所得税自体がかからないが、この欄は絶対に記入しなければならないのでゼロと書く。
そして次は下段。
左のオレンジのペンで囲ってある「所得から差し引かれる金額」の「基礎控除」⑮に380000と記入。
基礎控除は誰にでも一律で適用される控除なのでこの38万の記入はマスト。
そして、⑮の下の「⑥から⑮までの計」⑯にも380000と記入。
右の青ペンで囲ってある「税金の計算」の「所得税及び復興特別所得税の源泉徴収税額」38番に、源泉徴収票の源泉徴収額を書き写す。
38番の欄の2個下、40番の「還付される税金」に38番で書いた源泉徴収税額を書き写す。
最後に黄緑のペンで囲ったところに、還付される源泉徴収税を受け取る銀行口座を書く。
これで確定申告書A第一表の記入は終了!
第二表は、住所氏名とその下の所得の内訳欄を記入すればよい。
画像が小さいので文字がつぶれて見にくいが、
「所得の種類」の欄には「給与」と記入
「給与の生ずる場所」の欄には、アルバイト先の名前(正式名称)と住所を記入
「収入金額」は源泉徴収票の支払金額を、「源泉徴収税額」は源泉徴収票の源泉徴収税額を記入する
そして源泉徴収税額の一番下の別欄に、源泉徴収税額の合計を書く。
あとは、確定申告書の添付書類台紙に源泉徴収票の原本を張り付けて、確定申告書と添付書類台紙を役所なり出張所なりに提出するだけである。
原本は提出してしまうので源泉徴収票はコピーを取っておくのがよい。
以上で終了である。
株式投資をしているアルバイターについては、またやり方が異なってくると思うのでそれは街の税務署などに行くなりするのがよいだろう。
この源泉徴収税の還付手続きは5年分まとめて行うこともできるし、サラリーマンの確定申告のように今の時期に行わなければならないものでもなく、一年中申請することができる。
さらに年間収入103万を超えなければアルバイトを掛け持ちしていても申請できる。
思ったより煩雑な手続きではないし、何より確定申告すると少し懐が潤うので、源泉徴収票は持っているけど確定申告したことのない大学生アルバイターさんはぜひやってみたらいかがだろうか。